「空論」と「なまぐさい話」
僕らは、どこかで社会的な役割を果たした夕べに、仮面(ペルソナ)を付けて、茶室やラウンジやバールで言葉を交わします。
戦国武将が、茶室の中だけは敵同士であっても争いから離れ、一個人として向かい合うように。
茶室の外では殺しあうわけです。
続きを読む「RADIO STEINS;GATE」を聴いた
「インターネットラジオステーション<音泉>」で配信中の「今井麻美・関智一のRADIO STEINS;GATE」を聴いた。
4/20(土)から全国公開される映画
「劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ」
について、ゲームプロデューサーの松原達也さんから、
「映画は完全新作。ゲーム、ドラマCD、アニメ、小説などの媒体を通して、本編で最終的に明かされなかった唯一の謎、『リーディング・シュタイナー』がどうして起こるか、について明かされます」
という発言があった。
自分は、これだけで涙腺が緩む。
続きを読む「なぜ若者は優先順位がつけられないのか?」
この本は、スポーツ選手を中心に、幅広い立場・職業の人々へのメンタルケアを行なっているプロが、「ものごとの優先順位が付けられなくて困っている人」に向けて書いた、現状分析と処方箋だった。
続きを読む「『ビジネス速読』仕事術」の感想
2/5に読んだ本
- 読書は対話に役立つ、読書は要約力を鍛えコミュニケーション力を付ける、読書は新しい世界への扉である
- 3章の読書クイズ、マッピングなどが、実践的で、自分でもやってみたいと思った。
相手の利害に焦点を当て、お互いが折り合わないと仮定した時に取れる行動の幅(バトナ)を情報収集で増やし(相手のバトナを知り)、アンカリングや仕掛けをともなった「譲歩」で交渉のはじめから終わりまで有利に進めるテクニックを紹介。
相手からぶん取ればいい、ではなく、「落とし所」を探り、損得を整理しながら(整理の方法も書かれている)譲歩する部分を自分で発見、継続的な交渉かを考え「儲け過ぎない」ことなども、単なる警句にとどまらず、論理的結論として導き出していて、腑に落ちる。
お互いが「合理的」である人間同士の交渉ばかりではないので、「非合理的」な人間を6つの類型として抑えている5章は、僕には「非合理的な人間」の方に親近感が湧いたので、逆に「こういうふうに籠絡されるのだな」と学べた。
「騙し合いのテクニック」として読むと、瀧本さんが「カイジ」の利根川にしか見えなくなるのだが、「騙されず、お互いが一人の人間として落とし所を探る」「そのためのマップ」と捉えると、これは前作と合わせて、実践的な良書だと思った。
なにより、読むだけではなく、アウトレットする「知的訓練が必要」だと痛切に感じた。
なお、時間がなかったので第6章未読。とりあえずメモとして。(15分)