reponの忘備録

「喉まででかかってる」状態を解消するためのメモ

止めろよ自治体職員

http://d.hatena.ne.jp/fuku33/20080226/1204009224さん

「ある自治体の「障害者雇用促進啓蒙」のパンフレットに書いてあったのですが、ある会社の経営者が、法定雇用率達成のために障害者を雇用しなければならないということで、既に障害者を雇用している「優良企業」に見学に行くと、担当の人が親切に案内・説明してくれた。知的障害を持っている従業員が清掃を担当しているが、その仕事ぶりには全く問題がないということを自分は信頼している、ということをいって、その説明してくれた担当者が、「指で便器の内側を拭って目の前で舐めて見せてくれた」という体験を感動的に語っている。その講演録が掲載されるということは、自治体の担当部署も美談と思われたんだろうかな。」

本文の内容も考えさせられるところが多かったのですが、この一文についてはちょっとなぁ、と思いました。

自治体のパンフの内容だということですが、これは感動的に語るのではなく、「指で便器の内側を拭って目の前で舐めて見せてくれた」という行為を止めべきでしょう。

たとえば朝全員で掃除をする会社で、便所を担当する社員が、「このくらいきれいなんですよ」と言って便器をなめ始めたら、普通止めないか?

床を掃除機できれいにした社員が、「すっごくきれいなんですよ」と床をごろごろ転がり始めたら止めないか?

なのに止めないのは、障害者という、自分とは違う人間の行為だと感じているからでしょう。


美談として自分の中で消化するのは思想信条の自由ですから誰も踏み込めません。

この文章を書いた自治体職員も、そこで描かれている企業担当者も、心の底から混じりけ無く感動したのでしょう。それはそれで良い。

しかし、公の文章で、税金を使って書いてよい内容じゃないだろう、と思いました。