子どもに作文をさせるのはなぜなんですか?
僕は非常に苦手でした。
同級生が「子どもっぽい」作文を出しているのを見ると、吐き気がしました。
「ジャリどもが!」と腹の中で罵っていました。「よくもまぁ、こんな恥ずかしい文章を晒せるな」と。
小学生くらいからすでに僕は「中二病」だったらしいです。
「自分の好きなことを書きなさい」などといわれて、そんなこと書けるかっつーの!と思っていました。
今ならわかるんですが、同級生は「大人たちが喜ぶであろう『子どもっぽい』作文」を書いていたんですね。
自分がそのことに気づくまで結構かかりました。
子どもが「子どもっぽい」わけがありませんから。
同級生は、そうやって大人たちの言外の要求に応えていたんですな。
僕がアホだったわけです。
でもほんとうに、子どもに作文を書かせる意味って、そういう大人の自己満足を子どもが満たすため、なんですかね?
そうでなければ、子どもが「内面」を作り出すためのツールを子どもたちに与えないと、「教育」にはならないと思うんです。
算数や理科は、答えにたどり着くまでのツールがたくさん用意されているのに、国語、特に作文では、論理力や表現力を作るツールが全然与えられないんですね。
それで、子どもに自発的に「書け」って言ったって書けない子は書けないですよ(僕のことですが)。
質問君です。
おしえて、エライ人!!