reponの忘備録

「喉まででかかってる」状態を解消するためのメモ

「問題を解決する」過程が一番楽しい

「働くこと」が「やる気」と不可分である、と言うことは、「やる気」が失われると、生産性ががた落ちになる、ということです。


たとえばその弊害が、システム化された「就職市場」です。

インターネットによって、就職活動は一見、楽になったかのように思えます。企業研究も、クリック1つでサクサク進められる時代です。就活のハウツー話もネット上に行き交っています。

 でも、学生たちに聞いてみると、決して楽なことばかりではないようです。

 取材で出会った男子学生は、「就活のネット化でラクできているのは、企業だけ。僕らは競争の激化で迷惑しています」と言っていました。

 彼はこう続けました。

 「ネットのおかげで、確かに情報は取りやすくなりました。説明会のエントリーもパソコンの前に座っていればできますし。でも、そのおかげで行きたい企業にエントリーする人は増えるし、セミナーの予約もなかなか取れません。24時間、ネットに張り付いて就活漬けです。本当に、24時間。寝ている間も、圧迫面接を受けて落とされる夢を見ていますから」

 気力、体力共に限界――そんな風に語っていた彼。このまま無事に就活を続けていけるのだろうかと、(老婆心ながら)かなり心配になりました。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20100405/213848/?P=2

就職活動がネット化された弊害は多く述べられています。


ですが、インターネットの環境を整備し、ワンクリックでエントリーシートを送れる仕組みを作り、これまで紙ベースだった作業を電子化することで、企業も学生もより多くの出会いが生まれる、そういう熱気でこのシステムは作られたのだと思います、もちろん、ビジネス的なモチベーションも込みで。


たいがい、問題を解決することや、新しい物事を創り出す作業は楽しく、その過程ではコミュニケーションも密接に行われ、「燃える集団」というものが出来ます


でもそれが創られてしまい、その後のメンテナンスや、実際の運用となると、モチベーションが一気に下がります


ITに限らず、創っているときは楽しくてやりがいがあるけれど、出来たシステムは多くの人を不幸にする


労働生産物と労働過程はそういう関係にあるのだと思います。