「『ビジネス速読』仕事術」の感想
図書館で手にとった本。
タイトルをよく読むと、単に「速読術」ではなくて、仕事術なのね。
第1章で速読とは何か、第2章で速読の方法、第3章で記憶の仕方と取り出し方、が書いてある。
速読とは何か。この本では、他の様々な読書法と対比して、「キーワードを拾ってつなげていく読み方」としている。
なので、全て読まない。
パッとページを見て、キーワードを拾って、それを頭で繋げながら「眺める」という読み方。
これがビジネスの場で生きるのは、「大量の情報を短時間で処理し判断すること」が求められているからだが、それには3つの力が必要で、速読でそれは必要であり養われる、という。
その3つの力は、
「要約力」
「抽象力」
「注釈力」
で、要するに、相手の言葉の正確で的確な理解と共有、という、コミュニケーションの基本的な能力を構成する力だ。
キーワードを拾っていく方法として面白いと思ったのは、「W型」「N型」という読み方だ。
こんな感じ。
ハナから文章を読むことはしないで、あくまで「キーワードを拾っていく」。
これは大量の情報が載っている資料などを読むときに使うという。
第3章では、記憶を定着させいつでも取り出せるようにする「記憶法」を11個挙げている。
どれも、記憶と記憶を繋げ、孤立させない、やり方だ。
いつでも取り出せないと、貯めていてもあんまり意味ないですよね。