人は「自分に似た相手」を攻撃する
ストレスなどで人が攻撃性が高まった時、イライラの捌け口に攻撃するのは、自分に似た相手。
よくわからない相手は選ばない。
たとえば、自己嫌悪的なことを書く人は、攻撃性が高まった時、自分と同じように自己嫌悪的なことを書いている人を攻撃しやすい。
自分を攻撃してくる相手が、以下の3つ以外だったら、単なるイライラをぶつけているだけかも。
- はっきりと目的がある(利害関係がはっきりしている)
- 攻撃する理由がある(相手がはっきりと認識している)
- その他*1
特にこちらが悪くなくても、攻撃してくるというのはざらにある。
対応として考えられるのは、
- 可能なら、普段から朗らかに見えるように振る舞う。
- 攻撃されたら攻撃された分だけ反撃し、和解に転じたら和解に応じる。
- 原因と結果を適当に繋げない。自分のせいでないものの責任を負わない。責任を負うべき場合は自分で認める。
鈴木謙介さんが新刊の「ウェブ社会のゆくえ」でキーワードの一つにあげている
「現実の多孔化」
って、具体的な現れは自分の置かれている状況、他人の置かれている状況、メディアの違い、の順列組み合わせで大きく変わるので一言では言い表せないけれど、
「自分が思わぬところから、思わぬ媒体を通して見られている」
って意味でもあると思う。
*1:全く自分とは関係のない人たちの、全く自分とは関係のない都合で、たまたま選ばれる可能性。これは別稿で書きます