「朝飯前」が良い
先日、id:KoshianXさんとお会いした時、たくさん楽しい話をお聞きしたのだけれど、「朝飯前」という話が特に印象に残っていた。
朝食の前に、仕事をする。食後は食休みを取る。これで随分仕事の効率が上がる。
「朝飯前」が、一番効率のよい仕事が出来る。
可能なら、食後に十分な休憩を取ると、一日2回の「朝飯前」が出来、とても「お得」だ。
そのことが書いてあった本も教えていただいたので、読んでみた。
胃袋に何か入れたあとすぐ、頭を使うのはよくない。消化のために血液がとられて、頭はぼーっとする。それが当たり前で、学校の生徒が、午後の授業で睡魔に襲われるのは健康な証拠である。ああいう時間に勉強させようというのがそもそも間違っている。
猛獣の訓練をするのは、空腹のときに限るのだそうだ。腹がふくれたら、どんなことをしても動くものではない。動物は人間よりも自然の理に忠実なのである。人間は意志を働かせて、無理をする。眠くなっても眠るまいとする。
ときにはそういうことも必要であろうが、そうそういつもしていてはいけない。食後はゆっくり休む。そのかわり、食前はすべてを忘れて仕事に神経を集中させる。
「思考の整理学」p25-26
この本は1986年に刊行されて、いまだベストセラーを続ける名著なので、タイトルは知っていたが中味を読んでいなかった。平易な文章で「考え方」の妙意を教えてくれる。異論がある部分もあるが、楽しく読めた。
人と話すことは楽しい。id:KoshianXさん、ありがとう。