reponの忘備録

「喉まででかかってる」状態を解消するためのメモ

富の3形態、経済構造の2形態

富の3形態

  • カネ
  • 権力
  • ブランド

経済構造の2形態

  • 交易・交換・貨幣(開かれた経済)
  • 里山・贈与(閉ざされた経済)

所見

  1. 力の持ち方が異なる
    • 開かれた経済はカネが強い力を持つ
    • 閉ざされた経済は権力が強い力を持つ
  2. 経済構造は2形態かそのハイブリッドしか無い
    • 閉ざされた経済では、究極的にはカネは必要ない。だから、その方向への経済構造の回帰を考えれば、「カネは全てではない。」
    • 西洋文明批判、里山主義、贈与経済などは、「閉ざされた経済」への回帰である(当然、そうは言われないが)

疑問

なぜ経済構造は、「ブランド」に該当するものが存在しないのか?

「良い戦略 悪い戦略」の、最も根底にある考え方

「良い戦略、悪い戦略」

良書だと思います。何度も読み返している。

本書の根幹

以下の抜き書きが、本書のすべてを貫く思想だと思う。 本書のどの部分を読むときでも、この考えを念頭に置くことが大事だと思う。

第1部で繰り返し述べたように、ごくおおざっぱに言えば、良い戦略とは 最も効果の上がるところに持てる力を集中投下することに尽きる。 (p.134)

 

矛盾する目標を掲げたり、関連性のない目標にリソースを分割して配分したり、相容れない利害関係を無理に両立させようとしたりするのは、 資金も能力もあるからこそ出来る贅沢である。だがそれはどれも悪い戦略だ。にもかかわらず、多くの組織が的を絞った戦略を立てようとしない。あれもこれもと欲張りなリストを作成する一方で、リソースを集中投下して組織本来の強みを発揮する必要性に眼をつぶっている。良い戦略に必要なのは、 さまざまな要求にノーと言えるリーダーである。戦略を立てるときには、 「何をするか」と同じくらい「何をしないか」が重要なのである。 (p.34)

資金も能力も潤沢にあるのなら、戦略など必要ない。 制限があるから戦略が必要となる。

根幹を踏まえて

その上で、具体的な戦略の建て方が示される。

短期的には、手持ちのリソースを活かして問題に対処するとか、競争相手に対抗するといった戦略が取られることが多いだろう。そして長期的には、計画的なリソース配分や能力開発によって将来の問題や競争に備える戦略が重要になる。いずれにせよ良い戦略とは、 自らの強みを発見し、賢く活用して、行動の効果を二倍、三倍に高めるアプローチにほかならない (p.134)

手持ちのリソースが無限なら、行動の効果を何倍にもする必要はない。そこに知恵を絞る必要はない。 手持ちのリソースに制限があるから、その特徴(強み)を捉え運用(活用)を工夫して、通常より高い効果を引き出す必要が出てくる。

あっちこっちに手を出して力を分散させることが「リスク回避」になるのは、もともと大量のリソースを持っている人や組織だけだ。 そうでないのに、そのように行動してしまう。じぶんは「特別」だと思って。

逆に、 リソースを無限に持った特別な人間には戦略は必要ないのかもしれない。

制限ある自分

自分のリソースは無限だろうか?全方位に有効だろうか? そうでなければ、強みはどこで、弱みはどこだろうか。

Macbook Air(2011 mid)のPRAMをリセットした

このところ、Macbook Air(2011 mid)をスリープすると強制終了してしまい困っていた。

すぐに熱を持つようになり、排気ファンがうなる。

念のため、ハードウェアテストをした。

support.apple.com

問題なかったようなので、以下の記事を参考に、PRAMをリセットした。

tidestar.jp

効果が出ればいいのだけれど。

「高度成長期」は、もう来ない

日本の「高度成長期」とは、それ以前にはなかった工業化手法である「ビックプッシュ型工業化」によるものであり、日本はすでに先進国に追いついたのだから、これ以上の高度発展はないのである。


タネ本

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「誤り」を指摘し、内容を補完し充実させる「トラックバック機能」

以前、「はてなブログ」に移らない理由として書いた。

移る移らないではなく、トラックバック機能っていいね、という話です。


なんでトラックバック機能が良いかかというと、自分の記述がどうも誤りばかりだから。

書いてから気づく。公開したあとで気づく。指摘を受けてから気づく。


単純な事実誤認の指摘。

エントリの推論の進め方の間違い(相関関係を因果関係と取り違え、抽象化しすぎる、結論に至る前提条件が足りない、など)。

特に「結論に至る前提条件が足りない」って、独善的な話になりやすい……「途中まではわかる・正しいけど、言っていることがおかしい」というモヤモヤを読み手に抱かせるのは、これが多い気がする。

もちろん、言っていること全体が間違っている場合もあります。


浅い考えでも取り敢えず書いてみると、反応があることがある。


その反応を含めて、というより、その反応の中の一部として、エントリは機能するのではないか、と思っている。


だから、もし指摘が欲しければ、指摘をしやすい文章と文体が必要ですね。

トラックバックをかけやすい量に、文章をわけるとか。


はてなダイアリーだと、「大見出し」ごとにurlが分かれるので、「大見出し」にひとつの記述にしたほうがやりやすいのか。


文章をまとまりごとに分けるなど、試行錯誤していこうと思っています。

処理待ち画面では目をそらす

ちょっとした処理待ち画面、2,3秒待つだけでも、その間、脳は活発に働いているようで、積み重なると思った以上に疲労が蓄積していく気がします。脳のアイドリング。

1,2秒、目をそらして遠くを見るようにしています。

0点と100点だけをとるのは簡単

「不安と孤独のレッスン」

鴻上さんのファンでなければ、人によって好き嫌いのある本だと思う。

僕も内容全部が好きなわけではない*1


だけれど、2箇所だけいいな、と思ったところがあったので紹介します。

*1:オタキングもそうだが、昭和の人は、活躍できない人はみんな淘汰されたので、歴戦の勇士ばかりが残っていて、どうしてもガンバリズムを感じてしまう

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労働基準監督官には捜査権があるーダンダリン第1話を見た

労働基準監督官が主人公のドラマ「ダンダリン」を見ました。


「署」が付く役所、税務署とか警察署などには捜査権があります。

だから、労働基準監督官が捜査権を持っているのは知っていました。

知らなかったのは、「逮捕の手順」ですね。

後半部分で詳しく描写されていたのですが、結論は、警察と一緒でした。

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人は「自分に似た相手」を攻撃する

ストレスなどで人が攻撃性が高まった時、イライラの捌け口に攻撃するのは、自分に似た相手。

よくわからない相手は選ばない。


たとえば、自己嫌悪的なことを書く人は、攻撃性が高まった時、自分と同じように自己嫌悪的なことを書いている人を攻撃しやすい。

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