reponの忘備録

「喉まででかかってる」状態を解消するためのメモ

「多読術」の感想

本読みにかけては右に出るものがいないほどの読書家で編集工学の創始者の、若い人に向けた「多読術」のすすめ。
インタビューだが、編集者がうまくまとめているので見出し通りに進行。

本を読むことは自分を読むこと。読むときによって違う自分がいる。本は二度読もう。
一度目と二度目で、「味」の差を感じる。それは自分の変化。
自分では読まないであろう本を読むことで、「自分の傾向」が浮き彫りになってくる。
でも、本の中には駄本や難解な本があり、理解できないことも多い。理解できないことを理解する。理解は3割で上々。

読書とはコミュニケーション。日頃知っていると思っている友達の、読書の感想が理解できなかった時に、正剛さんは衝撃を受けた。
また、雑誌のために相当の多読をした。これは、ブログを書くためにあえて本を読む、という方法もありだろう。
この点では、「編集」という行為……アウトプットのためのインプットの技術を磨く必要がある。

多読して、迷子にならないように、「キーブック」を心に留める。
「キーブック」とは、様々な本が自分の中で消化されるとき、本と本をつなぐ「ハブ」のようなもの。
この「キーブック」に、他の多くの本がぶら下がり、他のキーブックと繋がってネットワークを作っているイメージ。

自分も、目次を読んで得たいことや疑問を出し、短い時間で読むという「お稽古」を続けて行きたいと思う。

また、数冊の本を束ねてアウトプットするお稽古もしたいと思う。

自分の読まない本、メディア(映画など)もあたってみたい。(7分)