reponの忘備録

「喉まででかかってる」状態を解消するためのメモ

「原発」革命 読了

「原発」革命 (文春新書)

「原発」革命 (文春新書)

 

  1. 危険なウランを使わず、トリウムを使うことでプルトニウムなどを発生させない
  2. 燃料を個体から液体に変えることで、熱効率を飛躍的に向上させる(今は熱の2/3を捨てており、さらに東北から東京まで届く電気量も1/3程度らしい)
  3. 暴走せず、小型化し、「村役場で使える」原発を創る

という内容。


増殖も効果的に行われ、生まれた放射性物質半減期の短いものへ「燃やして」しまう。


エネルギー問題の解決と、

天然ウラン・プルトニウム利用禁止

を実現できる、この新たな原発を、これから20年の研究でつくろう、という呼びかけで終わる。


さらに、原発すらこれから1世紀ほどの燃料で、その後始末まで考えて書かれている。


新版が出るようなので、そちらも読んでみたい。