「せどり」がわたしにくれたもの
上記エントリに呼応して、自分を「人体実験」することにした。
以下はその記録。
「せどり」って、ご存じですか?
ブックオフで本を買ってきて、AmazonマーケットプレイスやYahoo!オークションで販売する行為をせどりと言います。
たまたま機会があって、始めてから3ヶ月、いろんな経験が出来ています。
1.「商売」の基本を感じられる
自分の手で1品1品儲けを生み出すという行為を自発的・意識的に行うことが初めてだったので、非常に貴重な体験になっています。
ある意味、「はじめての商売教室」に入学した感があります。
儲けを生み、かつ喜ばれる商品を選ぶこと。
儲けを生む仕組みを理解すること。
そして、「なぜ売れているのか」を考えること。
これらの勉強になっています。
町に出ていろんな商売を見たときに、どうやって儲けを生み出しているのか、どうやって売っているのか、などを考えるようになりました。
2.多くの本に出会える
必然的に、多くの本に出会えます。
いろんな分野の多くの本を見ると言うことは、それだけで勉強になりますし、時々読むことで自分の勉強にもなります。
それで出品しないで自分の本になってしまうこともありますが。
3.時代の変化を感じられる
売れている本と売れていない本があります。
良い内容でも、売れていない本はあるのですが、売れていない本は「時機を逸した」本がほとんどです。
たとえば「web2.0」と冠した本はもうほとんど売れていません*1。
本は、ネット全盛の今でも情報の宝庫です。
どの本が売れているのかで、今どんな流行りがあり、どういう時代が流れていったのか知ることが出来ます。
4.他人が持つ興味について考えるきっかけになる
「商売の基本」なのですが、売れている本にはそれなりに売れているわけがあります。
自分が全く興味ない本でも、売れている理由というのはあるわけです。
その理由を考えることは、自分がこれまで見たことのない世界を推理するきっかけになります。
そういった「他人が欲しいもの」への想像力を鍛えるきっかけになりました。