reponの忘備録

「喉まででかかってる」状態を解消するためのメモ

有効な会議術や仕事術には、それを成り立たせるだけのバックボーンがないとどうしようもないと思う

目的によって会議の進め方は違う。 5つの会議の進め方 - モチベーションは楽しさ創造から
会議を円滑に進めることは仕事をする上で非常に大切なことだと思う。
ところで、こういう優れたマニュアルの元に実際に会議をしてみて、うまくいったケースってあるんだろうか?
聞いてみたい。「うまくいきました!」というトラバを見てみたい。

というのは、この方法ではうちの職場の会議ではうまくいかないだろうから。実際に試してそうだったので。

なぜか。
まず会議の進行役や、力を持っている人間がこういう会議をブラッシュアップすることに乗り気ではないこと。「これまでの会議で何が不満なんだ?」と言ってはばからない。
そして、仕事の内容がそれを裏付けるものであるということ。会議がうまくすすめばプラスになるが、会議がうまく進まなくてもマイナスにならない、そういう仕事であると管理職が認識しているので、会議の改善などそもそも考えないのだ。ルーチンワーク主体であり、また顧客も馴染みの客がほとんどという職場では、会議をプラスに進めようというポジティブさより、ミスをしないこと、慣例通り進めることが重視される。
また、人の足を引っ張ったり、いがみ合っていたり、お互いが仕事の内容を相互理解しておらずそうでなくても仕事は回りそんな時間はとらない、そんな職場では、会議は単なる発表会と権威の誇示のし合いになるだけだ。
大幅な職場改革が必要なのだが、そう考える人間の大半に現状を変える力と権力がないので、不満ばかりが鬱積し、仕事がますます山積みになっていき、首が回らなくなる。どうしようもない。

有効な会議術や仕事術には、それを成り立たせるだけのバックボーンがないとどうしようもないと思う。