reponの忘備録

「喉まででかかってる」状態を解消するためのメモ

自分を褒める

自己評価が低い人は、どんどん自分を責めがちです。

苦しくなればなるほど、その傾向にあります。

僕は自己評価が低いので、ちょっとうまくいかないことがあると、真っ先に自分で自分を責めてしまいます。

それがまた、自己嫌悪を呼び起こします。

コントロールが効かなくなるので、事前に対策を打っておきたいところです。

ストローク」とは

ストローク」という考え方があります。


交流分析」という心理学理論によるものですが、

「自他の存在認知、人から人への働きかけ」

のことだそうです。


人は、人に対して、また自分に対して、様々なアクションを与えます。

それらが全て、「ストローク」です。


ストロークは言語に限らず、非言語的だったり身体的だったりします。

にっこりと笑いながら「おはよう」というのと、そっぽを向いて「おはよう」というのでは意味が違いますよね。


ストローク」は二種類あります。

肯定的な「ストローク」(プラスのストローク)と否定的な「ストローク」(マイナスのストローク)です。

プラスは人を良い気分にさせるもの、マイナスは嫌な気分にさせるものです。

ストロークの例


<言語・非言語的なもの>

プラスのストローク マイナスのストローク
会釈する 皮肉を言う
うなずく 嫌みを言う
挨拶する けなす
ほほえむ お節介をする
手を振る 嘲笑する
話しかける 冷笑する
身を乗り出す 目をそらす
ほめる 顔をしかめる
励ます そっぽを向く
相手の目を見る 命令する
相手の話を良く聞く(傾聴する) 禁止する
ねぎらう ウソを言う
信頼する 陰口を言う
任せる  疑う
感謝する 無関心

<肉体的なもの>

プラスのストローク マイナスのストローク
なでる 殴る
抱く たたく
握手する 蹴る
手を繋ぐ つねる
肩を組む 押す
キスをする ひっかく
触れる ひじでっぽうをする



実際にはこれらが混在して、複雑な意味を作り出します。

ストローク」のプラスマイナスは受け手が決める

ストローク」をやりとりすることで、自分を自分で認めることが出来ます。

また、他人に認められることで生き甲斐を感じられます。

うれしく思ったり悲しくなったりします。


ストローク」にはプラスとマイナスがありますが、プラスかマイナスかは受け手が決めます。


「無関心」こそが最悪のストロークなので、時に人はプラスのストロークが得られないときはマイナスのストロークを求めるそうです。

僕が自分自身に対してマイナスのストロークを与え続けているのはそういうところにある気がします。

もったいないですね。

「それほど、君は、悪くない」

大切なことは、「ストローク」にブレーキをかけないことです。


キャッチボールのような状況を考えてみてください。

そして、「ストローク」を、ボールのようなものとイメージしてみてください。

  • 与えたいストロークがあったら与える
  • 欲しいストロークがあったら相手に要求する
  • 欲しいストロークをもらったら受け取る
  • 欲しくないストロークは受け取らない(マイナスが来たら相殺する、投げ返す、受け止めて捨てる)

そして、大切なことが、

ことです。


自分もまた、一人の他人です。

プラスのストロークを投げてあげましょう。

そして、それにブレーキをかけないで、どんどんプラスを回転させましょう。


自分を責めたい気持ちになったとき、「それほど、君は、悪くない」と自分に一言掛けてあげることは、大切です。

ディスカウントをしてしまわないように

人にはプラスの面もマイナスの面もあります。

だから、どちらの面を表現することも出来ます。


しかし、マイナスの面ばかり見て、自分を値引きしてしまうことが良くあります。

これを「ディスカウント」と言います。


いつの間にか、自分自身を値引きしていませんか?

マイナスの「ストローク」は、さらなるマイナスを引き起こします。悪循環です。


ディスカウントに気をつけましょう。

好意の先方性

人から好意を受けたいと思った場合、どうすればよいでしょうか?


それは、自分から好意を与えることです。


キャッチボールを始めるには、まずボールを投げなければ始まりません。

良いボールを受け取りたければ、良いボールを投げてあげることです。


これを「好意の先方性」と言います。

プラスの「ストローク」で心のコップを一杯にしよう

コップにプラスの水が入ってくると、やがてプラスの水はあふれます。

同じように、心にストロークが溜まるとあふれ出します。

周囲にプラスの「ストローク」を投げかけることが出来ます。


でも、心にマイナスの「ストローク」が入ってくるとマイナスがあふれてしまいます。

周囲にマイナスの「ストローク」を投げかけてしまいます。

それがまた、マイナスの「ストローク」としてかえってきてしまいます。


だから、まず自分自身の心に、プラスの「ストローク」を送ってあげて、プラスで一杯にしましょう。

そして、プラスを周囲に投げかけることが出来れば、プラスの「ストローク」が返ってきます。

能動的に、自分を褒める

そんなわけで、苦しいときにこそ、自分を褒めたり、ニヤリと笑ってみることは、とても大切なことです。

自分が自分を大切にしなければ、どんどん自分を「ディスカウント」することになります。

人は意外に自分自身を値引きして、それに無自覚であったりします。

そのマイナスのスパイラルに入る前に、積極的にプラスの「ストローク」を与えましょう。

健全な精神は健全な肉体に宿る

とはいえ、疲れ果ててどうしようもなく体調の悪いときにはグチや自虐的な言葉も出るものです。


そんなときは、休むことしかありません。




自分を褒めることは、なかなか難しいことです。

能動的にやらないと出来ない人はとことん出来ません。

ちょっとしたときに、自分の良いところを見つけて、褒めてみましょう。


「グンニグル」BUMP OF CHICKEN



自ら その手で破り捨てた 地図の切れ端を探して 拾い集めだした


容易く 自分自身を値踏みしやがって

世界の神ですら 君を笑おうとも 俺は決して笑わない

船は今 嵐の真ん中で

世界の神ですら それを救う権利を欲しがるのに

THE LIVING DEAD

THE LIVING DEAD

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