派遣職員を正社員のセクハラから守る方法について考える
はてなブログさん
読んでカッと来た。
少し冷静になって、具体的な対策を考えてみた。
重要なのは、
- 派遣社員の被害者にこれ以上の被害が及ばないこと
であると思う。
報復はそのあとだ。
ところで、このセクハラオヤジがのうのうと生き延びられる環境というのは、
- 上層部は知っていて、看過している
- 上層部は知らない
のどちらかだと思う。
2の場合は告発すればよいと思う。
それをオヤジの上司にやるのか、もっと上にやるのか、その選択は状況によるだろう。
また、どのような方法を採るのが最も効果的なのか、いくつか選択肢はある。
口頭での告発から、怪文書による告発、配達証明付きの告発、などいろいろある。
上層部の物わかりが良く、オヤジをきちんと叱り、被害者を守ってくれるようなら、口頭で十分だと思う。
部署替えなり、何らかの対策を取ってくれるだろう。
オヤジに訓告してくれるかも知れない。
しかし、たぶん状況は1に近いのだろう。
また、知らないが告発したとき会社に知らんぷりをされるのも困る。
オヤジを処罰したあと、派遣社員の方も一緒に処分（理由は何とでもつけられる）されたらたまらない。
最悪なのは、オヤジはおとがめ無しで、面倒だからと言うことで派遣社員を処分されることだ。
辞めたくないと本人が言っている以上、その点は避けたい。
この場合は、派遣社員の被害者が
- 勤め続けても、そのオヤジの毒牙から逃げられるようにする
- 辞めて告発する
という方法が採れる。
前者は、オヤジとなるたけ係わらない、と言う方法だ。
部署を異動するのが一番だろう。それがムリなら、ディフェンスだ。出来るだけ彼女の身の守りを固めて、二度とおかしなことが起きないようにする。
で、会社にとっては後者は、実は怖いことなのだ。
この点は留意して良い。
というのは、会社は、辞めて告発されるリスクと、オヤジの「お茶目」をとがめることを天秤に掛けたとき、どちらを取るか、と言う話になるからだ。
会社と交渉する上で十分アドバンテージになる。
そしてオヤジにとっては、どっちにしても被害が大きい。
彼は強者のようでいて、実はひどい弱者で、間抜けですらある。
すべきことはだからまず、このオヤジから、派遣社員の被害者への実質的な人事権を取り上げることである。
オヤジが気まぐれで一言言えば彼女が整理解雇される状況なら、その点は十分留意する必要がある。
そこは、まだディフェンスの局面だ。
id:sho_taさんの情報網を使って、彼女に不利な状況にならないよう気を配り、彼女を守り彼女も自分をオヤジからも解雇からも守る局面だ。
しかし、もしオヤジの人事に対する意見など通らない状況なら、全く問題ない。
オヤジに一言、「上司に報告しますよ」と言えばいい。彼女が言っても、sho_taさんが言っても良い。
冗談めかして言っても、真剣に言っても良い。意味が伝わればいい。
怒るだろう。小市民である彼は真っ赤になって呪詛を口にするだろう。
そこで畳みかけるように、「あなたも懲戒免職になりますよ。退職金もパーですよ。それでも良いなら結構」と伝える。
上層部に知らせる必要すらない、というか、知らせないことを握って、彼を脅せばいい。
上層部に伝えるぞ、と。
首が飛ぶぞ、と。
こっちは失うものはないよ、と。
辞めても食い扶持などいくらでもあるんだよ、と。
セクハラがどれだけ世間の非難を浴び、会社の信用を失墜させるのかを教えてあげると良い。
そして会社はたぶんあなたを切るだろうと。
彼は赤くなったあと、たぶん青くなって必死に謝罪の言葉を言うだろう。しらばっくれるかも知れない。
それで十分だ。にこやかに「言いませんよ。大丈夫です。もう、無かったことにしましょう」と言えばいい。
その一言で、彼はもう何も出来なくなる。感謝すらするかも知れない。
これで、彼女が望む「波風立てない」解決になるだろう。
でも、別に彼を許す必要はなくて、事実は消えないわけだからいつだってそのことは告発できるのだ。
落ち着いた頃、じわじわ彼を追い詰めればいい。
彼は、退職金と正規雇用という「守るべきもの」がある。
そこを攻められれば、どうすることも出来ないだろう。
ゆっくりと、炙ってやればいい。
彼は逃げられないのだ。
その点では、派遣の彼女よりずっと、不自由な身分なのだ。
彼がとんでもないことをしでかしたのだと気づいてももう遅い。
彼はまな板の上に載った鯉だ。あとはいかようにも料理されるだろう。
とりあえず、僕が出来る範囲で考えを巡らせてみた。
セクハラオヤジは地獄に堕ちればいい。
（次エントリ→法律から見たセクハラについて）
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