reponの忘備録

「喉まででかかってる」状態を解消するためのメモ

<貧困>とは何か〜中間総括

4回のエントリでわかったことは、

  • <貧困>とは「溜め」が無いこと。「溜め」とは金銭、人間関係、精神状態によるものであること。
  • <貧困>に至るには、「5重の排除」があること。すなわち、教育課程、企業福祉、家族福祉、公的福祉、自分自身から排除されていること。
  • <貧困>は隠れ上手で、様々な問題の陰に隠れる。そして、「4重の否認」によって<貧困>は隠される。政府の、マスコミの、市民の、そして自分自身の否認によって、<貧困>はまったく見えづらいものになる。
  • <貧困>と「格差」は違う。「格差があるから元気」な社会は、<貧困>が無い社会だ。<貧困>は直ちに政治の責任として対策を取る必要がある。

と言うことでした。


僕にとっては、なにより<貧困>と「格差」がまったく異なる位相にあることが衝撃的でした。

表を再掲します。


ここから、私たちは何を言えるでしょうか?


何よりも、<貧困>を知らせていくこと、そして「溜め」を作るためにはどうすればいいかを考えていくことだと思います。


しかし、<貧困>が単なる金銭の大小でないとすると、行政が援助できる「溜め」って何なのかなぁ、とふと思います。


もちろん政治は、福祉を切り崩し、また消費税導入の呼び水に福祉を使うなど、まともに福祉予算の増額や使いやすい福祉に向かっているとは思えません。


しかし、「金」の問題の追及は必ず行うとして、そのほかの「溜め」は、どのように確保されるべきなのでしょうか?


その点が、僕には今ひとつ腑に落ちませんでした。


今後、考えていきたいと思います。

SNSの活動も、これらの「溜め」を作るための活動のひとつとして、やっていければいいな、と思っています。

貧困襲来

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参考リンク

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