reponの忘備録

「喉まででかかってる」状態を解消するためのメモ

要約を書かせればいい

コピペは悪? - 「君たちは決して呪いから出ることはできない。僕がそうであるように、箱の中の君たちが何かを得ることなどない。この世界に何も残さず、ただ消えるんだ。塵一つ残せないのさ。君たちは絶対に幸せになんかなれない」のつづき


“コピペ論文”を判別 「コピペルナー」 - ITmedia NEWS

「コピペルナー」なるソフト。文章が他の文章のコピペかどうか判断するとのこと。

杉光教授は「ソフトを販売することで、学生が『どうせコピペしてもばれてしまうから自分で考えてリポートを書こう』と思ってくれれば大成功だと思う」とコメントしている。


繰り返しですが、

「考えているか」と「コピペである」ことに相関関係はない

のですよ。


大切なのは、自分で

「考えて」書くこと

です。


考えているとは、

論理的に構成しているか

です。


論理的に構成している、とは、

問いを立て、裏付けを持って問いに答える

ことです。


だから、

要約が論理的に構成されていれば、コピペでも良い

のです。


逆に言うと、

コピペで無くても、単なる資料の羅列はレポートではない

のです。


論理的に構成されたレポートの骨子は単純で、

  1. 問題(われわれは〜すべきか?)
  2. 解決の仮説(すべきだ|すべきではない なぜなら)
  3. 仮説の検証(帰納法演繹法を使う)
  4. 結論(すべきだ|すべきでない)

です。


つまり、

問題と結論を因果関係(原因と結果)で結びつける行為

が「考える」ということです。


レポートに於いてはそれ以外の行為は全て

考えていません


だから、学生が考えているかを試すには、

要約を書かせればいい

のです。


こんなソフトを使うのは、要するに

「100ページの分厚いレポートを100人分見なければならない。その苦労を軽減したい」

というはなしでしょう。


でも、内容なんて読まなくても、

数行の要約を見れば、「考えている」かどうかはわかる

のです。


目次でも良い。目次とは本文の骨子です。


ですから、

目次が論理的でないレポートは読むに値しない

と割り切ればいいのです。


この本

を読ませて、

100ページのレポートを5行でまとめる練習

をすればいいんです。