reponの忘備録

「喉まででかかってる」状態を解消するためのメモ

新しい「信用」の仕組みを作る「仕事」

シェアハウスの実践例として、id:phaさんが実践されている「ギークハウス」は特筆されるものです。

上記のような会社組織や行政組織ではなく、全くの個人で、「インターネット的な」空間を作る取り組み、だからです。


phaさんが負われているリスクは相当に高いと思います。
誰を「信用」するかという接触も含めて。

あたらしい「仕事」を作る

「信用」って、すごく矛盾した存在です。
条文を作ってそのとおりに施行するのが一番フェアです。
しかし、フェアにやろうとすればするほど、零れ落ちる人が出てくる

というのは、ものごとや人間は「例外」(マイノリティ)しか普通は存在せず、「典型例」(マジョリティ)に当てはまるのは少数だからです。

法律は「例外の羅列」と「現場の判断」で法律から零れ落ちる人を救済します。
だからケースワーカーの人などは大変なのです。
現場で求められる判断と、法律や命令が矛盾を起こす場面に立たされているから。
というより、法律や命令通りやると「おにぎり食べたい」と言って死ぬ人が出てくるのですが、その人を何とかしようとすると法律破り・命令違反ぎりぎりのことをしなければならなくなります
現場というのはそういうものです。
現場の苦悩というのはそういうものです。


そういう「重い」制度を支え守る仕事だけが「仕事」ではなく、あたらしい「仕組み」をつくることは「新しい仕事」を作ることですが、それを古い言葉で「仕事」と言ってしまうとあたらしい「仕組み」自体が「重たく」なる場合があります。


そういう場合は「仕事」という言葉を使いませんが、これは「新しい仕事」を作るという、より高度な取り組みだと思います。

参考文献

「新しい仕組みを作る」ことは必須の課題、と書かれています。