reponの忘備録

「喉まででかかってる」状態を解消するためのメモ

組織での仕事の仕方

「誰が書いても同じコード」は大事なことなのか - ひがやすを技術ブログさん


重要なのは、「誰でもメンテナンスできるコード」にすること。そのために、コーディング規約は、きちんと決めてみんなで守る、それ以上は、がちがちに縛る必要はない。


全くこれはその通りで、全ての組織的な仕事に当てはまる事柄だと思う。


どんなにすばらしい仕事でも、繰り返しのある仕事なら、誰でも出来るようにする必要がある。


少なくとも、担当者だけしかできない、ということではダメだ。


組織全体の経営の継続性を考えれば、たとえ回り道だろうが、技術的に「拙い」ものであろうが、全員が共有できるものを使うべきだし、そういう仕事をするべきだと思う。


担当者が何らかの理由で倒れたり、異動したり、手一杯になったときに、誰もフォローできないのでは、その仕事が止まってしまう。


しかし、「有能」な人ほど、「自分しかできない」仕事に価値を見いだす傾向にある気がする。


「有能」な人は、「自分がいざいなくなったときに、何の問題もなく組織が回り続けるという事実」に耐えられないのだろう。


凡人である僕ですら、それはとても寂しい光景なのだから。


けれど、組織はそういう仕事を求めているし、組織的な仕事とはそういうものだ。


「有能」な人にとっては、「凡人」たちと同じレベルの仕事をさせられるのは耐えられないのかも知れないが、組織が回る、というのはそういうことだ。


だから、組織が一人一人に、そういう仕事の仕方を指導し奨励し意思を統一する必要があると考える。


そのための「管理職」であるし、組織なのだと思う。




ところで、「有能」な人は、こんな感想を持っているのかも知れない。


増田のエントリ「新卒で入社して一年


焦る気持ちはよく分かる。その気持ちは大切に持ちつつ、組織というものはそういうものなのだと理解して、それはそれとして自分の能力を磨くことが身の振り方かな、と思う。


その過程で、充実した職場への異動なども可能になるだろう。


新卒2年で年収600万ってすごいよ。


貯金して、力を貯めてください。