reponの忘備録

「喉まででかかってる」状態を解消するためのメモ

みんなみんな、生きているんだ友達なんだ♪

(ちょいグロいです)

なついあつがやってきましたね。

まちがえた。

暑い夏がやってきましたね。

つーか、梅雨が明けていないのにこの猛暑はたまりませんね。


みなさん、いかがお過ごしですか。


季節が春から夏に変わっていくと、生き物たちも活動を始めますね。

そう、黒いあいつも、シマシマのあいつも。

モスキートは実害があるので蚊取りマットで撃墜しています。

でも、黒いあいつはキモイだけで実害はあるでしょうか?


僕は、あいつが苦手でした。

一人暮らしを初めて、はじめて目にしたときには鳥肌が立ちました。

最初は雑誌を投げて応戦していたのですが、すばしっこいのと、奴が時々飛んでくるので、対応に苦慮していました。

胃がキリキリと痛んでいました。

暗い部屋を開けるたびに、そこに「奴」がいるんじゃないかと、ドキドキしていました。

仕事帰りに出くわすと、一気に疲れが吹き出しました。


「ゴキってさ、洗剤かかると死んじゃうんだよ」

友人からこの話を聞き、台所洗剤を片手に追い回したこともありました。

退治した後は床が洗剤だらけで、拭いて回らなければならなくなりました。

虚しい時間。暑いのに。


でも。


冷静に考えれば、彼らに僕は殺されることなんて無いんです。

僕らが、一方的に殺すだけ。

ひたすら僕は追いまくり、彼らに出来るのは逃げ、隠れ、おびえるだけ。


そんなのって、おかしくない?


これじゃ、虐殺だよ!


そんな悟りを開いた真夏日、気温は夜だというのに34度を超えていました。


「オレって博愛主義者だな!」

自分のヒューマニズムと、面倒なゴキとの闘いが無くなったことで、大変気分が良くなり、早速このことをガールフレンドに伝えました。


「アホか!」


怒られました。


「あいつらは薄汚いところをはい回って、体中に汚れをくっつけてくるんだよ。病原体が動き回っているようなもんだよ!放っておいたら、口に入れるものみんな雑菌だらけになるよ!」


お灸を据えられ、僕の博愛心は急速にしぼんでいきました。


でも、あいつらすばしっこいから退治するのも面倒だし、うちでゴミの管理をちゃんとしていても隣の部屋がめちゃくちゃだと湧いてくるし、どうしたらいいの ><


そんな僕に、強い味方が現れました。


これ。



噴射した液体がわずかに触れただけで、確実に奴らは動きが止まり、やがて息の根が止まります。

すごい効果です!伊達じゃありません!!

これだけ効果があると、対人間にもかなり甚大な被害がある気がするので、僕は噴射した後は吸い込まないようすぐに窓を開けています。


今年の夏は、これで乗り切れ!



<追記>

前のアパートに住んでいたとき、やたらとゴキが出たことがあって、どうもおかしい、ということがありました。

その頃、隣の部屋が、非常に怪しげな雰囲気でした。

戸外に置かれた洗濯機にはフタが無く、なぜか「消防署の方から来ました」でおなじみのナマズマークの消化器がつっこんであり、郵便箱もピザのビラでふくれあがり、正面から見るとまるで廃墟。

築40年の年季の入ったドアと壁と相まって、結構な迫力を醸し出していました。


あれ、ここ、人いない?

でも、ベランダから見える窓からは、一晩中明かりが漏れています。

人の気配は無し。でも電気は付けっぱなし……


「死んでね?これ、死んでね?」


すわ自殺か!と恐怖に駆られた僕は、大家に「死んでる!隣が死んでる!」と電話をかけたものでした。

大家からは「死んでいない」との回答。

一切の生活音がしない隣に、僕は疑問を抱きながらも、そのまま時間は過ぎました。


その後、隣が引っ越しを始めました。


生きていたんだ!と確認。

挨拶にも来ないので、こっちも特に気にしていませんでした。

その後、リフォーム業者が隣に来て、掃除やら畳の張り替えやらをはじめた日。


「おい、隣すごいぞ」

麻雀に来た友人が僕の部屋に上がりながら言いました。

「すごいって、なによ」

「ゴミ屋敷だ」

「へ?」

「ドアが開いていて、業者が困ったように相談しているから、ちょっと覗いてみたんだ。そしたら……」

「はぁ」

「ゴミ袋だらけ。床中がゴミ袋で埋め尽くされているの。で、そのゴミ袋を取り除くと、床が」

「……」

「溶けてんだよ。なんかわからん液体で」

「うぇ〜」

「もう手の施しようがない、ってかんじで、業者の人困り果ててたな」


その後、ゴキは出なくなりました。

隣が発生源だった!